爆サイ騒動から分かる対策成功法
ご近所同市で巻き起こる爆サイ騒動
今回はネット掲示板でトップクラスの、’爆サイ.com’の書き込みにより裁判に発展した事件をご紹介したい。まず爆サイとは、2014年時点でpv数6.5億を誇る日本の大型掲示板で、ナイトワーク系ユーザーや女性の比率が多いことが特徴。2chのように誰でも書き込める匿名掲示板であるが、地域別に分かれている仕組みはホストラブとも同じだ。 さて、事件の発端となったのは爆サイでのこんな書き込み。 「○○という飲食店のトイレには盗撮カメラが設置されている」 これを発見した飲食店の経営者は事実無根の誹謗中傷書き込みに激怒。 誰が書き込んだかを調べて損害賠償請求したいと考え、すぐに弁護士Aへ相談した。 内容に侵害性が認められ、爆サイ側へのIPアドレス開示請求は成功。 申請からわずか数日で、投稿者が契約しているプロバイダの特定に至った。 投稿者は、プロバイダからの発信者情報開示請求に対し「書き込んだ内容は事実である」として拒否。なんとしても引き下がれない店側は、プロバイダ側へ個人特定のための裁判を起こした。結果、「事実無根である」という店側の主張が通り個人の特定が成功。書き込み発見から個人特定までの期間わずか3ヶ月。(書き込み主は、近所で飲食店を経営する社長だったというから驚きである…) その後の展開はご想像の通り、損害賠償の訴訟へと発展した。
成功例から学ぶ
今回のケースから言えることは、「発見してからすぐの対応」が功を奏したということだろう。 爆サイに限らず、ネットのIP(書き込み主の足跡のようなもの)は書き込みから約90日で消えてしまうのだ。つまり、後から成敗すればいいかと思って放置していると、気付いたころには手遅れでしっぽすら掴めないなんてことになる可能性は充分にあるわけだ。 ちなみに爆サイは個人で対策依頼をすることも出来るのだが、メールフォームから「このレスに下の名前が書いてあるので消してください」というような文章を送って実際に消えたケースはほぼ無いに等しいと言っても過言ではない。正確な対策依頼の文章を作成し、侵害性がある箇所に対しての適切な訴求が必要なのである。 もちろん自分で探すのはめんどうだし、見つけたとしてもこれが名誉棄損に当たる内容なのか分からないという場合もあるはず。そんな時には、速さ、正確さ、炎上リスクの有無などひっくるめて専門家に丸投げしてしまうのが一番だ。 爆サイの誹謗中傷でお困りでしたら、まずはお気軽にお問い合わせ下さいませ。 対策・IPアドレス特定等の対応をさせて頂きます。
2016.10.03
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