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バレちゃった!やっぱり消したい!爆サイに自分で書いた悪口は消せる?

バレちゃった!やっぱり消したい!爆サイに自分で書いた悪口は消せる?

近年インターネットの風評被害対策で、被害者からの問い合わせもさることながら、書き込んだ方からの問い合わせも増加傾向にあります。

「感情に任せて書いたけど、やっぱり後悔したから消したい」「間違えて投稿しちゃった」「悪口書いたら相手にバレてしまった」などなど。

理由は様々ですが、当社にも多くの書き込みをしてしまった方からの問い合わせが来ます。

被害者からの問い合わせも自分の個人情報が漏洩してしまったり、誹謗中傷されてしまったりすることにより権利が侵害されてしまっているため、可及的速やかに対策する必要がありますが、書き込んでしまった側も急いでいる方は非常に多いです。

放置しておけば特定されてしまい損害賠償を請求される可能性や、場合によっては逮捕されてしまう危険性があります。

そのため、一時の感情に任せて書き込んで後悔していまい、問い合わせてくる方は非常に多いです。

そんなとき被害者と同様、対策できれば後悔することはありませんが、そのようなことはできるのでしょうか。

特に投稿する内容にほとんど制限がない爆サイに書き込んでしまった情報を削除したい、という問い合わせは非常に多くあります。

爆サイは利用規約はあるものの、投稿と同時に規約に同意してしまいます。

規約をチェックするためにはわざわざ該当のページをクリックして熟読しなければいけません。そのため、ユーザーは利用規約を見ずに爆サイに投稿していることも多いです。

本記事は権利侵害してしまった加害者側についてご紹介します。

諦めるしかない?爆サイに書き込んだら消せない?


爆サイは当社でも非常に問い合わせの多いサイトです。

それだけ人気のあるサイトであることを示しますが、そのようなサイトでも全ての内容が対策できるわけではありません

今回テーマにしている「書き込んだ側」も対策できない内容の1つです。

爆サイは対策できる内容が非常に幅広く、権利が侵害されている場合、ほとんどの内容は対策可能です。そのため、被害者からの問い合わせは基本的に対応できます。

しかし、そのような融通の利きやすい爆サイであっても、書き込んだ側の対策はできません。そこにはネット風評被害だからこその難しい側面があります。

爆サイに書き込んだ側から消せない理由


基本的にネット風評被害は書き込んだ側からの対策はできません。これは爆サイに限らず、ほとんどのサイトが同様のことが言えます。

その理由は「誰が書いたか証明できない」からです。

書き込んだと証言している人がいるのは事実ですが、その人が本当に書き込んだのかどうかは証明することができません。

インターネット上に何かを投稿した際には目には見えない「ログ」という情報が残ります。このログには「アクセスした場所」「どの端末だったのか」「いつなのか」という情報が詰まっています。

爆サイに投稿した際もこのログは残っていますが、その情報は基本的に非公開で、爆サイを管理している人物ではない限り、閲覧することはできません。

もちろん場合によってはログを開示することは可能ですが、法的に妥当性のある相応の理由が必要になります。

被害者は自身の権利が侵害されたという理由があることから、ログを開示する理由をつくりやすいため、被害者の申請が相当な理由と判断できればログを開示することができます。

しかし、加害者では開示できる理由がありません。
以上のことから、書き込みしてしまった加害者では書き込んだ証明ができないため対策ができなくなってしまいます。

まとめ


掲示板サイトやSNSが普及したことにより、誰でも簡単にネットに書き込むことができるようになりました。

離れた人同士や昔の知人と知り合ったり、有名人と気軽に話せるようになった反面、権利侵害に悩む方が増えたのも事実です。

ネット風評被害は被害者であることが証明できて初めて対策が可能となります。

加害者である人は、自分が加害者である証明ができないため書き込んでしまったらどうすることもできません。

「後悔先に立たず」という言葉をしっかりと肝に銘じてインターネットライフを楽しみましょう。

2020.03.09