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シェア拡大中の今だからこそ対処するべきBingサジェスト対策とは

シェア拡大中の今だからこそ対処するべきBingサジェスト対策とは

検索サービスといえば、GoogleやYahoo!をイメージすることが多いですが、Microsoftがリリース しているWindows10ではBingがデフォルトの検索サービスとして設定されています。

「GoogleやYahoo!のキーワードは対策しているから安心だ」と思われるかもしれませんが、BingでもYahoo!やGoogleと同様サジェストサービスを提供しているため注意が必要です。

特にBingは検索順位やサジェストの基準がGoogleとYahoo!とは異なります。Bingだけサジェストに風評ワードが表示され続けていることも非常に多いため、一度調査してみると新しい発見があるかもしれません。

Bingサジェストとは


Bingサジェストはほかの検索サービス同様、検索したいキーワードに対してリアルタイムでそれに付随する人気のあるキーワードを提案する機能です。

GoogleやYahoo!の圧倒的シェア率と比較するとBingのシェアは日本国内でも非常に少ないですが、Windowsの初期ブラウザであることから目にすることも増加傾向にあります。

Bingもほかの検索サービスと同様、人気のキーワードを提案するサジェストを提供していますが、それと一緒に関連検索も提供しています。

関連検索とは、サジェストに類似した機能で、検索結果上で人気のキーワードを提案しています。Bingの関連検索は、検索結果の左側と最下部に表示されています。

Bingサジェスト対策を行うための具体的な方法



Bingサジェスト対策はインターネット上にある専用フォームより申請可能です。

しかし、Bingサジェストもほかの検索サービスと同様すべてのキーワードが対策できるわけではありません。Bingが違法性があると判断したキーワードのみが承認されますので、しっかりと吟味する必要があります。

Bingサジェストは以下のURLから申請可能です。

Bing に関する問題を報告
https://www.microsoft.com/ja-jp/concern/bing

Bingサジェストの対策を申請する場合、上記リンクの項目から、「もう 1 つ問題があります」を選択します。


問題点についての選択を終えると、次の選択肢が出現します。

次の選択肢では「Bing 検索候補に関する問題を報告します」とありますが、それを選ばず、「地域の法律に従って、コンテンツの削除を要請しています」を選択しましょう。


赤枠で囲ったボタンをクリックすると申請内容を報告する欄が表示されます。

「Bing検索候補に関する問題を報告します」もサジェストの報告ができますが、後述する理由でおすすめしません。選び間違えによるペナルティは特にありませんが、無駄な労力を使わないよう間違えずに申請しましょう。


上記の欄を埋め、「送信」をクリックすればBingにサジェストの申請が完了します。

Bingからメールが帰ってくるため、名前、メールアドレスなどは間違えないようにしましょう。

各記入欄は以下です。

「上記の URL を見つけたときに使用した検索語句を入力してください」

報告するサジェストの文字列を入力します。提案されたワードだけではなくサジェスト全体のキーワードを入力します。

「報告しようとしているコンテンツの Web アドレス (URL またはリンク) を入力してください」

問題になっているサジェストの検索結果URLを入力します。

「その他の情報を入力してください」

この欄に問題と思っている理由などを具体的な法的な根拠をふくめて入力します。Bingサジェストは法的に問題のあるキーワードが申請できます。申請する内容がどのように法的な問題があるのかを説明できない限りは削除が難しいです。

上記の欄は自由記述であるため、可能な限り法的根拠を詳しく記載することが求められます。しっかりと法律を熟知したうえで、申請する内容がいかに問題であるか、違法な理由を明確に示すことが重要です。

「ファイルのアップロード」

申請で有効な根拠となる情報を添付できます。

裁判所の命令があった場合など、その判決文のコピーを送付するのが一般的です。そのほかのことでは利用することがほとんどないため、ここへの添付作業は多くありません。

最後にスパム回避の文字列を入力して「送信」を押せば申請が完了します。返信がBingに受領されたら自動返信メールが届き、審査が経過すると、担当者から対応結果の報告が届きます。

Bingサジェスト対策での重要なポイント①|申請先間違い注意



前述のとおり、上記の「Bing検索候補に関する問題を報告します」という選択肢でも申請自体は可能で、申請できる内容はそこまで大きく違いはありません。問題があった場合、Bingサジェストは問題なく削除されるかと思います。

しかし、当社では「地域の法律に従って、コンテンツの削除を要請しています」を選択することをおすすめします。それを選ぶことには理由があります。

当社が「地域の法律に従って、コンテンツの削除を要請しています」をおすすめする理由は「担当者から連絡が届く」という点です。

「地域の法律に従って、コンテンツの削除を要請しています」と「Bing検索候補に関する問題を報告します」は「メールアドレスと名前を入力する必要の有無」が異なるため、後者は対応結果の連絡がない反面、前者は結果の報告があります。

結果の報告の重要性は、対応が完了するまでの時間が分かるだけではありません。

もし失敗したとしても担当者から連絡が届いた際に、さらに交渉することが可能です。そのうえ詳細な連絡などが可能なため、再審査になる可能性もあります。

Bingサジェスト対策での重要なポイント②|削除可否は内容次第

Bingサジェストは明確に対策できないワードはもちろんありますが、なかには基準が明確に決まっていない可能性のあるキーワードもあります。そのようなキーワードは申請する内容によって削除の可否が変わります。

前述したように、Bingサジェスト対策の内容はいかに法的な根拠を論理的に整理できるかが重要なポイントです。1度目の申請文より、2度目の申請文をしっかりとした法的根拠を述べることができたら、同様のキーワードでも削除できる可能性があります。

Bingサジェスト対策での重要なポイント③|弁護士なら可否もチェック可能




弁護士の団体のなかには、インターネットの風評被害に強い弁護士も在籍しています。その弁護士なら申請前にそもそもこのキーワードが削除できそうなのかどうかを判断できます。

弁護士もBingも重要視しているのは法的な根拠です。

気になるキーワードのなかには、どうしても法的な根拠が成り立たないものもあります。そのようなキーワードはいくら申請をおこなっても削除は難しいです。

まずは、そもそも削除できるのかどうかを弁護士に確認をとってみましょう。

まとめ



近年、シェアを伸ばしているBing。今まであまり耳にしなかった検索サービスではありますが、だからと言って放置していい理由にはなりません。

ほかの検索サービスと同様、放置していても削除されるようなことはほとんどないので、確認でき次第早急に対応することが求められます。

当社でもBingサジェストの洗い出しや削除可否の判断、そのほかのご相談は広く承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

2019.12.24