サジェスト対策とはSuggest

サジェスト対策とは

サジェスト対策とは

近年は就職活動のときやモノを購入するとき、サービスを受けるときにはインターネットでその企業のことを調べるのが一般的になっています。

ユーザーのそうした行動変化にともない、インターネット上にはさまざまな情報があふれるようになりました。噂や情報交換の場所もリアルからインターネットへと移行しています。そのなかでユーザーが最も求めているのは「体験した人のリアルな声」です。

サービスであれば、使用経験がある人。転職や就職であれば、その企業に在籍していた人の裏話など。実際の声をもとに欲しい情報を見極めます。

そんなリアルな声をすぐに入手できる環境になったときに最も重要になるのが「サジェスト」です。

サジェストとは

サジェストとは、GoogleやYahoo、Bingなどウェブ検索サービスに実装されている機能です。

ユーザーが検索したいキーワードを入力すると、それに続く人気のあるキーワードの候補をリアルタイムで出してくれます。

サジェストがあることによって、最近のトレンドを手軽に知ることができたり、より詳しく調べたりすることができます。その点、サジェストは新しい情報収集のきっかけを与えてくれる機能といえます。

オートコンプリートの仕組み
https://support.google.com/

Googleでは「オートコンプリート」として統一されていますが、一般的にはサジェストというワードのほうが認知度が高めです。

サジェスト対策の重要性|誰もが必ず見る「企業の顔」

一般的に、「企業の顔」と呼ばれるものは会社のホームページや名刺、オフィスが連想されますが、それでは不十分です。インターネットが普及した現在、サジェストも重要な企業の顔の一部となります。

企業名を調べるとき、ほとんどの場合、検索サービスで企業名を入力するところから始まります。そのため、ほとんどのユーザーが企業名とサジェストが組み合わさったキーワードを目にすることになります。

ポジティブな内容ばかりがサジェストに並んでいた場合は問題ないのですが、ネガティブなキーワードが表示される可能性も否定できません。そのようなキーワードが表示されたブランド力は著しく低下し、信用が大きく下がります。

ホームページの改修、名刺のリデザイン、オフィスの引っ越しは簡単にできますが、サジェストは利用者やユーザーの影響が強いため、基本的に企業側で何かの対策をおこなうことはできません。

ブランドを形成するうえで重要なウェイトを占めるサジェスト、何も対策することはできないのでしょうか。

サジェスト対策の具体的な方法

サジェストで表示されるキーワードは、ユーザーの検索数やサイトの数をもとにした人気のあるものです。

しかしながら、対象のキーワードの当事者が不利益を被るようなサジェストは検索エンジンに表示を差し止める依頼をおこなえます。

以下はサジェスト対策をおこなう具体的なフローです。今回はサジェスト対策のご相談のなかでも特に多い「Googleサジェスト対策の方法」をご紹介します。

Googleのヘルプページからサジェスト削除の申請する

Googleはさまざまなサービスを提供していますが、そのサービスすべてで違法や問題のある情報を削除することが可能です。

Google からコンテンツを削除する
https://support.google.com/legal/

「法的な削除リクエスト」のページから「Google からコンテンツを削除する」に進み、対象になるサービスを選べば申請ページに移行します。

今回はサジェストを削除する依頼なので、「ウェブ検索」、「上記以外の法的な問題が発生している」をクリックすると表示される「オートコンプリート・関連検索キーワードに関する問題があります。」をクリック。

その後表示される注意書きの最下部に「削除リクエストをお送りください」というリンクをクリックすれば報告ページに移動します。報告ページの内容をすべて埋め、送信すればGoogleの審査が始まります。

このGoogleの審査で、サジェストに表示されているキーワードが不適切だと判断されれば削除されます。

Googleサジェスト対策での重要なポイント①|理論武装が勝負の決め手

自身でおこなうサジェスト対策で最も重要なのが、「そのサジェストがいかに問題があるか」を法的な根拠を含めて説明できることです。

報告ページ内でも求められているとおり、Googleも申請された内容すべてを削除するわけではありません。きちんとした(たとえば法的な)削除するべき理由があり、Googleが納得したもののみが削除されます。

そのため、法律に違反している内容はさることながら、どのように違反しているのか、違反していることから発生した損害はどれくらいだったのか、という報告が必要です。感情的・主観的な内容で申請しても、基本的に「削除しない」という結論になってしまう可能性があります。

Googleサジェスト対策での重要なポイント②|回数にも注意

法的な根拠をもとにした申請は、回数を重ねると不利になることがあります。

サジェスト対策に限ったことではありませんが、一度決定された事実を覆すことはどうしても難しいものです。これを覆すとなると、最初の申請内容よりさらに説得力のある申請内容にしなければなりません。

そのため、最初の申請で確実にサジェストを対策できることが理想です。回数制限が設けられていることからも、はじめからきちんとした説明をおこなうことが重要だとわかるでしょう。

Googleサジェスト対策での重要なポイント③|専門家に依頼するのが理想

サジェスト対策は上記にあるとおり、法的な知識とそれ相応の応用力、さらには論点を整理する力が求められます。回数制限が設けられていることもあり、大手企業の法務部などではない限り、非常に難易度の高い対策となります。

現在はインターネットで調べれば本記事のようにサジェスト対策方法が掲載されているページは無数にあると思いますが、それを実践しても必ず成功するとは限りません。そのため、当社としては専門家に依頼するのが最も成功率が高い方法であると考えています。

しかし、ここで気をつけなければならないのが「弁護士の選び方」です。弁護士のなかにも専門性があります。弁護士によってできることが異なるのです。

選び方を間違ってしまうとインターネットの知識がない弁護士と契約することになってしまい、結果うまく対策できないなんてことに。弁護士選びは慎重におこないましょう。

まとめ

サジェストはユーザーの意図の影響を受けて日々変化しますが、問題のあるサジェストが表示された場合、放置しても消えることはほとんどありません。

問題のあるサジェストを見つけたら、放置せずにしっかりと対策するのが重要です。当社では、対象のサジェストを削除する方法に頼らない対策もご用意しております。

サジェストでお困りでしたら、まずは状況をネット風評被害対策の実績豊富な当社にお問い合わせください。