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注目のブランディング戦略「ヤフーサジェスト対策」とは

注目のブランディング戦略「ヤフーサジェスト対策」とは

ネット社会と言われて久しい昨今。

なにかを調べるのにも、まずはスマホでネットを開くことが一般的になってきました。日本のインターネット検索サービスのシェアはGoogleとYahoo!の二強となっており、ユーザーはどちらかの検索エンジンで何かを調べるようになりました。

リアルでの噂や情報交換から、ネットの口コミや体験談に変わり、インターネットにはさまざまなな情報があふれるようになりました。

そんななかでもユーザーが重要視するのは「実際に体験した生の声」です。

そうしたユーザーの行動変化によりGoogleやYahoo!もユーザーがよりよい検索体験ができるように「サジェスト」という機能を提供しています。

サジェストとは、ユーザーが調べるキーワードに付随する人気のキーワードをリアルタイムに提供する機能です。この機能により、自分の知らないトレンドを知れたり、より詳しく調べらることができるようになります。

サジェスト対策をやるべきたった1つの理由

ネット社会である現代であるからこそ、サジェスト対策は企業にとって非常に重要なポイントです。

たとえば、サービスではネットの口コミや比較サイトを利用して、自分が求めているサービスの価格帯や価値の適性を吟味するようになりました。

就職活動も同様に、まず就職したい企業の転職口コミサイトをチェックして、その企業の労働環境や給与体系などを確認することが一般的になっています。

元従業員の口コミや裏話を確認することで、自分にとって働きやすい環境なのかどうかという企業の実態を調べるようになりました。

そんなネットでの調査を重要視しているユーザーがまず目にする場所、それがサジェストです。

サジェストは対象のキーワードと、それに付随した人気のキーワードの組み合わせであるため、問題のあるような内容が掲載されていると、そのサービスや企業に対しての信用は大きく損なわれます。

人の印象が初対面で決まるという実験報告があるように、企業やサービスの印象も最初で決まります。そのファーストインプレッションを与えるものの多くがサジェストなのです。

そのためにも、サジェストはクリーンな状態を保つべきです。しかし、サジェストはユーザーが生み出す人気の指標であるため操作ができない部分。サジェストに風評が出てしまったら、手も足も出せないのでしょうか。

Yahoo!サジェスト対策の具体的な方法

ユーザーの検索数と関連するサイト数が増加すると、サジェストが表示されるようになっていると言われています。悪い噂があるとそれに伴ってサジェストにも悪影響が出ます。
サジェストは多くの人が関わりあっているため、思い通りにならないと思われますが、じつは違います。

サジェストに出てくるキーワードのなかに、対象の当事者にとって問題のある場合は、依頼して非表示にすることが可能です。

本記事ではGoogleと双璧を成すシェアを誇る検索サービス、Yahoo!サジェストの対策方法についてご紹介します。
Googleのサジェスト対策はこちら
URL:https://cyber-connect.info/service/search/suggest/

Yahoo!サジェストの問い合わせフォームで申請する

Yahoo!もGoogleと同様、サジェストに関する問い合わせはフォームで承っています。

Yahoo! JAPAN – カスタマーサービスフォーム
URL:https://notice.ms.yahoo.co.jp/

上記の問い合わせフォームの「次へ」をクリックすると、問い合わせの内容を入力できるページに移ります。

「検索結果ページのURL」には、問い合わせたいキーワードの検索結果のURLを入力し、「関連検索ワード」にはその検索URLの検索ワードを入力し、「詳細」には、そのキーワードがどのように問題なのかを記述します。

すべての入力が終わったら「次へ」を押せば、入力確認ページに移るので問題なかったら「送信」をクリックすれば申請完了です。

Yahoo!では、2件のキーワードを同時に申請できます。もし、2件以上のキーワードを申請したい場合は、もう一度最初から同様の作業をおこなえば問題ありません。

送信されたデータはYahoo!が審査をおこない、そこで問題があると判断された場合、対象のキーワードは削除されます。

Yahoo!サジェスト対策での重要なポイント①|法的根拠をしっかりと


Yahoo!サジェストの対策で重要なポイントは、いかにそのキーワードが違法性があるのか、掲載されていることによりどんなデメリットがあるのかを説明できることです。

基本的にサジェストで出てくるキーワードはユーザーが今求めているものです。それを個人の思惑で操作してしまうのは、検索サービスの信用を落とすことになります。そのため、Yahoo!も慎重にキーワードの削除の対応をやっているのだと思います。

申請する際は、しっかりとした法律用語を交えた法的な根拠を詳細に記述することが求められます。どのような法律に、どう違反し、実際に損害が出ている場合はその説明もするとより削除確率もあがります。

Yahoo!サジェスト対策での重要なポイント②|削除基準が分からない


上記しましたが、Yahoo!サジェストは消すことに対しての法的根拠が必要であるため、どんなキーワードでも消えるわけではありません。その判定基準は明文化されていないため、申請者がデメリットを感じていても削除の基準に満たない場合もあります。

幸い、Googleとは違い、Yahoo!には回数の制限は明言されていないので、何回かトライをしてみても問題はありませんが、削除の基準に満たないキーワードは依頼の内容を変えても削除されない可能性があります。

Yahoo!サジェスト対策での重要なポイント③|専門家が強い味方


Yahoo!サジェスト対策は法的な根拠を提示しなければならないため、弁護士は非常に強い味方になります。しかしその弁護士も得意分野が異なるため、慎重に吟味して選任する必要があります。

Yahoo!サジェストはGoogleのように削除申請に回数制限があるわけではないですが、申請の内容をしっかりと整える必要があります。法的な根拠を単に羅列するだけではなく、自然な文章で法的な根拠と、そのワードが出ていることで損害が発生していることを説明できることが重要です。
弁護士に依頼することがYahoo!サジェスト対策解決の近道です。

まとめ


サジェストは毎日変化しますが、その変化は調べない限りは分かりません。サジェストの状況をしっかりと把握し、仮に問題があるキーワードが表示されたときにも適切に対処することが何より重要です。

ホームページを見るより先に表示されるサジェストこそ、ブランディングで一番最初に取り掛かるべき対応の1つです。問題のあるサジェストを見つけてしまった場合、ユーザーはその企業やサービスに対してネガティブな先入観を抱きます。その先入観はブランディングの致命的なダメージになります。

当社ではサジェストの月々の状況をレポート化することや監視も対応できます。サジェストでお悩みの際は、ぜひお問い合わせください。

2019.12.19