サイバー犯罪、あなたは大丈夫?
~PC遠隔操作で犯罪予告!誤認逮捕者続出?!~
インターネットが普及する以前は、犯罪予告を行うときには、電話や手紙を送る場合がほとんどであった。しかし、インターンネットの普及に伴い、掲示板サイトやブログといった場所を使ったネット上の犯罪予告が書き込まれる事件が大幅に上昇した。 2012年、遠隔操作ウイルスを使い他人のパソコンを遠隔操作し掲示板やメールで犯罪予告が行われるという事件が発生した。事件当初、警察が遠隔操作による書き込みであることに気づけずに、ウイルスを使用し遠隔操作を行った真犯人ではなく、被害に合ったパソコンの持ち主を4人も誤認逮捕してしまっていたのである。 この事件で誤認逮捕が行われた原因はIPアドレスである。IPアドレスとは、パソコン等の通信機器をネット環境につないだ時にルーターから割与えられる番号のことで、インターネットに接続されている通信機器の住所のことを表す。サイバー犯罪の多くの場合、警察側は記録から、発信元である通信機器のIPアドレスをたどって捜査を行う。それによって、IPアドレスの形跡をたどった際のパソコンの持ち主である人たちが逮捕されてしまった。のちに、真犯人の携帯電話が発見され、それが決定的な証拠となり逮捕することができたが、警察の捜査の杜撰さが見えてしまった事件となった。真犯人は、容疑者である段階で、積極的かつ悪質な隠ぺい工作を行った点や、第3者を犯人に仕立て上げたという点から懲役8年の判決が下った。
誰もが危険因子を持っている?!
この事件からも分かるように、ネット上の犯罪に関する知識は、その道の専門家でしか知られていないようなことがまだまだたくさんある。調査をしたとしても100%の信頼性はない。しかし、ネット上のトラブルは大小関わらず日々起きているのが現状である。こういった事件に巻き込まれないようにすることはとても大切だが、最もするべきことは、上の事件のように、やむを得ず巻き込まれるという可能性は誰しもが抱えていることを自覚するべきなのである。自覚を持ったうえで、いざというときに頼るべき専門家を明確にしておいてもらいたい。 企業様、個人様でネット上のトラブルにお困りでしたら、是非お問い合わせください。 お客様に寄り添って、最善な対応をさせていただきます。
2016.08.24
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