実は身近なハッキング あなたも狙われるかも?
スマートフォンが普及したことにより、今ではほとんどの人がスマホを持つようになりました。人によっては業務用と私用の2つを持っている場合もあるでしょう。
そんな中、騒がれ始めているのが「SNSの乗っ取り被害」や「ハッキング」にまつわるニュースです。
よく著名人が不適切な発言をしたことのお詫びの理由として挙げますが、ほとんどの場合、乗っ取られた証拠や経緯などの説明がなく、真相は闇の中に隠れたままであるため、批判が多くなりがちです。
ハッキングやSNSの乗っ取りというのは、昔から映画やドラマの世界で多く用いられています。ニュースでもしばしば取り上げられていますが、実際に身の回りで起きることはほとんどありません。
「身近では起こらない」「ニュースでも言い訳のように用いられている」「いわゆるハッカーのような人物がいるはずない」…。
このように夢物語、自分には関係ない話だと思う方は多いと思いますが、本当にそうなのでしょうか。
実はハッキングはすぐにでも起こりえる身近な問題です。
言い訳じゃない!ハッキングの恐怖は身近にあり?
ハッキング、と言われて想起されるイメージは、映画のワンシーンのような無数のパソコンのモニターでハッカーがネットワークに侵入してデータを盗むような大仰なものかもしれません。
しかし、ハッキングは実にシンプルで日常のほんの一瞬の間に行なわれている可能性があります。
日常で行なわれているハッキングの恐れがある事例はほんの些細なことで起こりえます。
ファミレスにて、トイレで離席した女性のスマホを手に取りMicroSDカードを抜き取って別のカードに差し替える男性を目撃した話 – Togetter
https://togetter.com/li/1254955
記事の内容のほとんどは消えてしまっているので、経緯は判然としませんが、以下がハッキングである可能性が高いと推測される行動です。
今ファミレスにいるんだけど、斜め向かいの席の男性が、トイレで席を立った女性のスマホを手に取り、SIMピン使ってMicroSDカードを抜き取とって別のカードに差し替えてるのを見た。オ、オウ、これ女性に警告した方がいいのか??
MicroSDカードは外付けメモリとしてデータを移し替えたり、保存できるものとして重宝しますが、携帯に入れると自動でデータを盗み出すソフトが入っていたり、盗聴をされたりするツールが入っている可能性があります。
情報を盗み取るツールのことを「トラッキングツール」と呼びます。このトラッキングツールは近年問題視されていますが、それでも小型化・高性能化が進んでいます。
今では決済や定期券を電子化することや、自分の写真、個人情報を入れることが当たり前になっているスマホ。
「自分とは関係ない」や「ロックかけてるから大丈夫」と思われがちなスマホですが、ハッキングは思わぬところ、タイミングで被害にあいます。
被害にあってからでは遅いのがハッキング。しっかりと自衛して「スマホは重要な個人情報の塊である」ということを改めて認識するのが重要です。
2020.01.24
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