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ネット炎上のプロセス~導入編~

ネット炎上のプロセス~導入編~

ネット炎上により謝罪へ

今月2日、大阪の寿司店で「外人客に過剰なわさびを入れて提供した」としてインターネット上が炎上。「日本語を話せない客への嫌がらせ」との批判が相次ぎ、運営会社は2日、ホームページにて謝罪文を発表した。 謝罪文発表前の1日、店側には批判の声や無言電話などが多く寄せられていたという。 しかしネットで炎上したことをきっかけに謝罪を発表することになり、それを機にトップニュースにまでなる始末だ。元々界隈のみで起きていたはず問題が、ネットから広まったことで全国規模へ発展してしまった典型的なケースといえるだろう。

炎上プロセス

そもそもネットが炎上する仕組みってご存知ですか? 今回は上記を例にとり、「炎上」する3つの要素を簡単にご紹介します。 ------------------------------ ①着火 炎上のきっかけとなる事件・出来事が起きます。 犯罪系や道徳に反する行為をネットで公開したり、政治・宗教部分の偏った意見を書き込んだり、読むの心へ訴えかける要素が多いほど着火率は上昇します。 ②引火 「着火」でついた火を大きくするのが、燃料としての「引火」です。 具体的には「地方議員が’不適切’なツイートをし話題になったが、さらにバカにしたような発言を連発している」というような、炎上を煽る内容。この燃料の質次第で、炎上力が変動するのです。 ③注目 せっかく面白い番組でも、誰も見ていなければ話題にならないように 炎上をどれだけ大きくするかは、いわば観客の動員数にかかっています。 ------------------------------ これら3つの要素が揃って、やっと『ネット炎上』の第1ステージが完成わけですが この続きは改めて、ネット炎上のプロセスをひも解きながら 第二弾にて詳しくご説明いたします。 今回の事件ケースに当てはめると、 通常であればきちんと素直に謝罪することで騒ぎは終息に向かうのですが、謝ったからといってそう簡単に気持ちを自己処理ができない人や組織も世の中には存在し、炎上はますます大きくなっていく可能性があるというのが「現実」なのです。 最後におさらいです。炎上を生むのは、「事件(着火)」「燃料(引火)」「観客(注目)」。これが均等なトライアングルをおりなし、初めて成立するものだということ。 むやみやたらに炎上するわけではないのです。 逆に取れば、これらが揃わなければいくら酷い内容でも炎上はしないということです。このポイントを押さえているかいないかで、ネットのリテラシーや風評対策時の心構えが大きく変わるはずです。 ネットの炎上でお困りの際はご相談下さい。 ご相談は無料にて承っております。

2016.10.07