小さな火種から大きなトラブルに・・・
「少し違うんじゃないか。復興はまだまだですよ」
福島県では、震災から5年がたった2016年の現在でも風評被害に悩まされている。放射線が原因で福島県産の果物などの食品や水を口にすることに抵抗を感じる人が多くいるからである。現在も福島県に対するそういったイメージは改善していない。「福島県で野菜を販売してきた方が店じまいをしなければならなくなった」といったたぐいの話は本当に多い毎年テレビ番組では、「震災から何年がたって~」みたいな報道がなされ、あたかも復興しているかのようになっているが、本当のところそうではないのだ。実際に被災された方からすれば、「少し違うんじゃないか。復興はまだまだですよ」ということだ。そういった意味では、福島県で生活している方々の苦しみは真の意味で分かっていないのかもしれない。 ネット上に書かれた情報は軽い弾みで大きな話へと発展、拡散し、誰か傷つける要因になる。さらに厄介なことがネットに書かれた過剰な表現や、事実から逸脱した情報からついてしまったイメージを覆すことは本当に難しいということだ。それは人が自分に都合の良いように情報を解釈してしまいがちで、1度ついたイメージは固定概念へと変わってしまうからである。だからこそもっとネットに対して慎重な対応が必要だといえる。 そして、熊本県で大きな震災が発生した。この震災をきっかけに、募金活動を精力的に始める若者の姿など、日本が一丸となって震災に立ち向かおうとする一体感を感じた。しかし、ちょっとしたネットの書き込みから熊本県に悪いイメージがついてしまう可能性はまだどこかで否定できない。原子力発電所のような問題は出ていないが、どんな情報でもスピード感をもって拡散してしまうのがネット社会である。震災の際、インターネットが普及し、かつ震災の際に素早い行動ができたから情報をいち早く手に入れることができ助かった人が大勢いる。しかしその反面で誤った情報や誰かが著しく被害をこうむる情報が恐ろしい速さで拡散する危険性もネットには存在する。 だから情報の正誤を判断する目を自分の中に持っておくことがネット社会で生きる上で最重要事項だと言える。
小さな火種から大きなトラブル・・・
インターネットに依存する現代社会では、ネット上の被害が絶えない。被害内容は様々で1つに絞った対策をすることはできず、その都度の臨機応変な対応が求められる。ネット上の被害はデリケートな問題である。実際に会って直接中傷されるのとは違い、ネットに書かれたものは半永久的に残り続ける。つまり、仮に軽い悪口であったとしても、それが火種となってもっと大きなトラブルにつながる可能性を秘めている。その火種を取り除くことができれば、少しでもネットによる被害で苦しむ人を減らすことができる。 そういった考えをもって、私たちは日々有効な施策を模索し、常に最善のお手伝いをさせていただきたいと考えています。 企業様、個人様でネット上の風評被害にお困りでしたら、是非お問合せください。対策の対応などさせていただきます。
2016.09.09
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