facebookから風評被害が出てしまった・・・
~大手コンビニ、従業員がアイス冷凍庫に入り、facebook投稿~
大手コンビニエンスストア店内でアイスクリームを販売する冷凍庫のケースの中に従業員であるスタッフが侵入し、寝転がる模様を撮影した写真がFacebookに投稿された。「不衛生ではないか」とネット、世間で騒動になった。大手コンビニ店は2013年7月15日付で、「食品を取り扱うものとしてあってはならない行為」として謝罪し、問題のあった店舗とのフランチャイズ契約を完全に解約したことを当社ホームページにより明示した。
「もう22になる人が何をしてる!あえて言おう!カスであると!」
今回の事件は2013年6月18日、ネット上に出回った数点の画像から始まったものだった。一人の男性が大手コンビニ店のアイスクリームを販売するケースの中に入り寝転がっていた。その様子を写真におさめ、Facebookに投稿したのである。よっぽど暑かったのであろう、しかし連日の暑さで過った判断をしたことに変わりなく、思わぬ結果に結びついた。 約1ヶ月後の7月14日、これらの写真をネットユーザーたちが話題にしていた。「不衛生ではないか」などという非難の声が上がり、当然のごとく、画像はネット掲示板やtwitterなどのSNSを通して着実に拡散していった。大手コンビニ本社への問い合わせも相次ぎ、実際の問題である写真が撮影されたのは、フランチャイズ加盟店舗のだとの情報まで回り始めた。 これに対して大手コンビニ本社は、炎上からわずか1日後に事実確認を踏まえ、ホームページに謝罪文を掲載した。内容としては、「該当店舗の休業とフランチャイズ契約の打ち切りである」。大手コンビニ店のこの迅速かつ的確な対応に対して、賛辞が飛び交い、拡散にとどめを刺した。 Facebookの投稿で問題になったケースは他にもある。栃木県から衝撃的な投稿がされている。2歳児に煙草を吸わせた動画を投稿したのである。「3歳で煙草ですかヤンキーだらあ」と書き綴り、動画に添えた。すぐさま警察が動き、父親と自称彼女の女性が暴力行為等処罰法違反の容疑で逮捕された。投稿されてから5日後のスピード逮捕であった。 後者のケースでは自業自得に感じられるが、前者はコンビニ店がマイナスを背負うことになった。このときに、すぐに対応できることが大切になってくる。
「Facebook」という特殊なSNS
現在ネットでは様々なSNSが流行っていますが、Facebookだけはある意味、特殊なSNSに分類されるだろう。なぜなら、Facebookは「実名主義」であるためである。他のSNSだと、アカウント名やあだ名などで登録するのが主流であるため、本人を特定はしづらい。 しかし、Facebookは皆が基本自分のことを本名で登録する。それがFacebookの良さなのだ。今回のケースでもこれが仇となった。写真を投稿した男性アルバイト従業員の名前、住所などすぐに判明し、情報の拡散のしやすさにつながった。こうした状況の中でも、企業が現場の末端アルバイトに対してどれほど教育を行い、SNSやネットリテラシーについて理解してもらうかが浮き彫りになったケースであろう。 企業からしたらこのようなときに、すぐさま対策に至ることが出来れば、このような大事になることはない。予防はもちろん火消しの早さもポイントになってくるだろう。 企業様、個人様でこのようなFacebook案件にお困りでしたら、是非お問合せください。対策の対応などさせていただきます。
2016.03.08