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Twitterでの炎上事件例

Twitterでの炎上事件例

Twitter(ツイッター)に代表されるSNS(ソーシャルネットワークサービス)の発展は著しく、個人レベルでの自由な情報発信ができるようになりました。しかし、さまざまな人との交流が可能になった反面、誹謗中傷や失言による「炎上騒動」が後を絶ちません。活用すれば便利なツールも、使い方を間違えれば炎上のリスクにつながることを覚えておきましょう。悪意のない何気ないツイートが、思わぬ火種となってプライベートや企業活動にまで影響を及ぼす場合もあるのです。今回は、Twitterに関する炎上事件の例と、対応策についてご紹介します。

Twitterの炎上事例

ケース① 2013年の8月5日夜、アルバイト店員のAさんは、バイト先の大型冷蔵庫に体ごと入った写真をTwitterに投稿。同年の7月にはすでにアルバイトの悪ふざけによるSNS投稿が社会問題となっていたため、Aさんの投稿は瞬く間に発見され、凄まじい勢いで拡散していきました。投稿の翌日には撮影場所である店舗が特定され、問い合わせや批判の電話が相次ぎました。食品を扱う店舗であったため、衛生面の安全性に大きなマイナスイメージを与えることに。結果として店舗は閉鎖に追い込まれ、Aくんには高額の損害賠償請求が検討される事態となりました。 ケース② 2015年8月9日、ディズニーの公式アカウントが「なんでもない日おめでとう」とツイートしたことで炎上。しかしこの日は1945年に長崎に原爆が投下された日であり、祈念式典なども行われていました。悪意はなかったものの、原爆の日を「なんでもない日」と軽視したかのようにも受け取れる投稿をしたことで、批判が殺到しました。結果として投稿の6時間後にツイートを対策し、謝罪文を掲載しました。このように内容が何気ないものでも、時期と受け取られ方によっては炎上事件に発展することもあり得るのです。

Twitterで炎上した場合の対処例

SNSで炎上に陥った場合、対応のスピードがその後の明暗を分けます。企業アカウントならば上長に相談し、初動の対応策を決めましょう。まずは問題となったツイートの対策を行ないます。その際、どんな書き込みをしたのか正確な記録を取ることを忘れずに。アカウントに対して批判的な内容をダイレクトメッセージやリプライで送信されても、感情的に返信してはいけません。また、発信した情報の影響が第三者に及ぶ場合、謝罪の内容や対応を考える必要があります。企業の場合は不適切な発言を行なった社員の処分なども視野に入れます。さらに、電話番号を公開している場合は電話での問い合わせへの対応を行ないます。 全ての対応が決定したら、公式ホームページやSNSなどで対応を発表します。

Twitterの炎上で困った場合は専門家に相談を

予測できない炎上を防ぐことは困難かもしれません。しかし、ツイッター上での発言内容について慎重になるよう意識しておくことで、炎上のリスクを最小限に抑えられます。また、企業アカウントであれば、SNSに関する就業規則を整える、炎上した際の対応策などを決めておきましょう。万が一炎上状態に陥ってしまった場合は、専門の対策業者への依頼を検討しましょう。インターネット上で多くの人が優黙している中、下手な対応は炎上を激化させるおそれがあるからです。備えがあれば、いざというときも落ち着いて対処できるでしょう。

2017.02.02